切迫流産(妊娠5週)
1月21日、今回も都立病院にお世話になろうと予約を入れるために電話をしたら、「紹介状をお持ちでない方は2月末まで空きがありません」と言われた。どうやら制度が変わったようなので、まずは近所の産婦人科にいくことにした。
娘をつれて早速、駅前の産婦人科医院へ。先生も看護婦さんもすごく親切、という評判を聞いていたので、安心して診察を受けられた。
「正常なご妊娠ですね」といわれエコー画面を見せてもらったけれど、まだ5週5日なので胎嚢しか見えなかった。
さっそく都立病院に転院したい旨を伝え、紹介状を書いてもらうことにした。本当は娘もいるし近所の医院のほうが楽でいいのだけれど、如何せん診察料金が・・・。前回の妊娠では出産までの診察料金の合計は5万数千円で済んだので、安いほうがたすかるしぃ。。

午後からは市役所に母子手帳を貰いに行った。
その後、娘のミルクや米がたりないことに気づき、買い物へ。
大荷物になることは必至だったのでちょっと考えたけれど、これで最後にしよう、と思い切って自転車で出かけた。・・・やめとけばよかったよ。。。

たくさん買い込んで帰る途中、あと50メートルで我が家に着くというところで、なにかが流れてくるのを感じた。すごくいやな予感がしたけれど、娘と荷物を家に入れなければならない。が、荷物は重いし娘は歩いてくれない。まずいだろうなぁと思いながら仕方なく娘を抱っこして荷物を持ち家の中へ。
トイレに入って確認すると、鮮血が出ていた。ショーツに敷いていたナプキンはすでに隙間なく真っ赤に染まり、腰掛けた便器の中にも赤い色が広がった。

トイレから出て、DFKに電話した。どうしよう。
落ち着いてといわれても、どう落ち着けというのだろう。電話中もどんどん流れてくるのがわかる。電話を切ったあとまたトイレに行くと、ナプキンはすでに真っ赤。大きめのナプキンを敷いた。
とりあえず、午前中に行った医院に電話をしてみることにした。午後4時を過ぎていたのでもう診察時間は終わっていたが、来てくださいと言ってくれたのでタクシーを呼んで医院に向かった。

状況を伝え、診察を受けてエコーを見ると午前中とかわらないように見えた。
「おなかの痛みはありますか?」「ありません」
しかしかなりの出血なので、「助かるかどうかの確率は五分五分です。明日の朝また来てください。もしかしたらそのまま流産手術になるかもしれないので朝食はとらないで来てくださいね」と言われてしまった。
これでかなりのショックを受けてしまったわけだけれど、私以上に娘がぎゃひぎゃひ泣いてしまって大変だった。彼女は私が診察台に上がるときに看護婦さんに抱っこされて、それでびっくりして泣き出してからどんどん興奮して顔をぐじゃぐじゃにして泣き続けていた。私はそれをなぐさめるのに大変で、なんていうか、出血どころの騒ぎではなくなってしまっていたような。。

タクシーで帰宅後、娘には冷凍のピラフをチンして食べさせ、それから布団に横になった。出血の量は少なくなってきていたが、買い物から長いこと外に出かけていたのですっかり体が冷えてしまっていた。
医院で機嫌を悪くした娘は私が布団に入ったのが気に入らないらしく、そばに来てヒンヒン泣いてみたり、私に体当たりした。
DFKが仕事を切り上げて帰ってきて食事を作ってくれた。シチューうどんという謎なメニューだったけれど、ありがたくおいしくいただいた。

赤い出血は夜10時頃まで続いた。
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